茨城県の給食牛乳でまた、異臭騒ぎです。
しかも、昨年の異臭騒ぎと同じ業者。
いばらく乳業について調査しました。
また、問題の商品の画像も報告します。
原因解明が疎かにされていないでしょうか?
学校の給食で異臭騒ぎで、1000人以上から訴えがある事件です。
茨城県教育委員会は5日、県内の小中学校などで4日に出された給食の牛乳を飲んだ児童・生徒ら1014人から異臭などの訴えがあったと発表した。18人が体調不良を訴えたが、病院には行かず、症状は軽いという。昨年6月にも同じ業者の牛乳で同様の訴えがあった。
引用;毎日新聞
昨年にも同じ業者でとありますが、当時の記事を調べてみました。
同社の牛乳をめぐっては昨年6月、県内8市町の公立学校で児童や生徒3700人以上から異臭などの訴えが相次ぎ、約640人が体調不良を訴えた。
引用;産経デジタル
この業者はいばらく乳業ですが、どんな会社でしょうか?
1959年1月に茨城雪印牛乳株式会社として設立されました。
現在は雪印メグミルク株式会社100%出資子会社です。
社長は川﨑 浩氏で従業員は108名。
出典;いばらく乳業HP
場所は
雪印乳業というと、どうしても、雪印集団食中毒事件のイメージがついてまわりますね。
衛生管理上問団はなかったのでしょうか?
「雪印集団食中毒事件」について、
2000年(平成12年)の6月から7月にかけて、雪印乳業大阪工場で製造された乳飲料によって、近畿地方で集団食中毒が発生した。食中毒の原因は北海道広尾郡大樹町にある大樹工場で製造された低脂肪乳の主原料だった脱脂粉乳製造時の停電事故による毒素(エンテロトキシン)の発生にあった。
県教委によると、牛乳は紙パックの200ミリリットル入り。
いばらく乳業のHPの商品ラインナップから該当するものは次の画像のみ。
商品名は水戸ホーリーホック牛乳。
出典;いばらく乳業HP
この牛乳は給食にどれくらい納められているのでしょうか?
県内16市町村の小中や県立の特別支援学校などに、1日計約10万3千人分の牛乳を納めているようです。
そのうち、水戸、ひたちなか、那珂、常陸大宮、かすみがうら、笠間の6市と城里町の小中などから、約1千人から「いつもと味が違う」「消毒のにおいがする」といった声が上がったのです。
ほぼ、1%の不良品となります。
これだけ大きな数字ですが、
水戸保健所が5日、同社の工場を立ち入り調査したが、製造工程での異常は見つからなかったという。
製造工程に問題なしの結論は早すぎないでしょうか?
実は、2017年6月のときも、3700人に異臭の訴えがあり、640人が体調不良でした。
このときは「消毒液の臭いがした。」とあり、立ち入り調査をして、消毒液が残っていなかったかを調査して、工場の中にその可能性はないと結論づけられていました。
品質管理に問題はないかも調べたようですが、特に原因は発表されていません。
今回は2度目です。
物事には原因と結果がありますので、原因がわからないまま、同じ業者の牛乳を、教育委員会が継続するのは大きな問題になるのではないでしょうか?
今度こそ、原因追及してもらいたいです。
理由がわからない場合、子どもたちの安全のため、業者を変える措置をとってもらいたいですね。