中川署が誤認逮捕を発表。
この誤認逮捕の詳細を調べました。
また、なぜ、誤認逮捕に至ったのかを調査すると、その理由に驚きです。
時系列に整理したので、わかりやすく報告します。
愛知県警中川署は21日、ランドセルを万引したとして、昨年11月に窃盗の疑いで名古屋市中川区の男性会社員(22)を誤認逮捕したと明らかにした。12月に岡崎署が別の事件で逮捕した男が今年1月に自供し、判明した。中川署幹部は「裏付け捜査が不十分だった」としている。
引用;産経WEST
誤認逮捕をしてしまった中川署の画像と場所です。
出典;wikipedia
もう少し、誤認逮捕となったランドセル窃盗についてみてみましょう。
〇2017年8月31日と10月20日
中川区内のかばん店でランドセル計3個が盗まれ、いずれも売却
〇2017年11月28日
聞き込み捜査で得た「男性がランドセルを持っていた」との情報を重視し、中川区の男性会社員Aさん(22)を逮捕。
Aさんは「絶対に盗んでいない」と容疑を否認。
〇2017年11月29日夕方
名古屋地検は勾留を認めず、Aさんは釈放。
その一方で、中川署は窃盗容疑でAさんを書類送検
〇2017年12月
中川署はその後も捜査。
岡崎署が別の窃盗事件で逮捕した容疑者Bがランドセルの窃盗容疑を自供。
誤認逮捕が明らかに
〇2018年9月14日
中川署がAさんに謝罪
男性は「適正な捜査をしてほしかった」と話したという。
引用;産経WEST
〇2018年9月21日
容疑者Bに窃盗罪で有罪判決。
中川署が誤認逮捕を公表。
中川署は「男が有罪判決を受けたことで、男性が容疑者である疑いがなくなったため公表した」としている。
引用;産経WEST
中川署の本田俊彦署長は謝罪のコメントを発表。
「大変申し訳ない。全署員への指導を徹底し再発防止に努める」と。
やはり、いくつかのミス、甘さがあったようです。
〇店周辺の防犯カメラ映像にAさんの姿は写っていなかった。
〇ランドセルの転売先の店員がAさんと容疑者Bを勘違いしていた。
この店員の勘違いが判明したのは容疑者Bが逮捕された後の、2018年1月です。
それまでは、中川署は店員の証言を重視し、Aさんが犯人の思い込んでいたのではないでしょうか?
今回は、岡崎署に逮捕された容疑者Bの自供があり、誤認逮捕が分かった訳ですが、なければ、今も疑われていたかもしれませんね。
しっかりしてもらいたいです。