育児に慣れていない親が泣き止まない赤ちゃんにイラッとして、叩いてしまい、誤って殺してしまった。
ではなく、可愛い赤ちゃんにキスをしたことで死に追いやる事件が海外で発生している。
なぜ、愛あるキスが赤ちゃんの命を奪うのだろう?
キスで命を奪うのは、赤ちゃんだけなのか?
2017年7月18日、マリアナ・リースちゃんが生後18日、ウイルス感染がきっかけで、髄膜炎を発症し命を落とすという悲劇が起こった。
ウイルス感染は、ある訪問者が、赤ちゃんの可愛さで、つい頬や口元にキスをしてしまったことが原因のようだ。
生後2カ月までの赤ちゃんは「ママから抗体をもらって生まれてくるので、免疫力が一生の中で一番免疫力が高い」と言われてますね。
ママが抗体を持っていないものは、当然、赤ちゃんにも引き継がれていない。
口唇ヘルペスウイルスを発症し、そこから髄膜炎に至ったが、両親は、ヘルペスウイルス感染の検査をしたところ、2人とも陰性だった。
赤ちゃんに抗体が引き継がれず、全く悪意のないある訪問者がキスをしたことが、死に追いやったという悲しい事実が明らかに。
母親のニコルさんは数回にわたりマリアナちゃんの様子を自身のFacebookで更新。
亡くなったあとも、「新生児にキスをしないで」と訴えかけ、娘のニュースが
拡散して、今後このような不幸な事故がなくなるようにと願いを綴っている。
2009年2月26日 、生後11日のジェニファーちゃんが、母親のキスか授乳が感染経路となってヘルペスを発症し、死亡する事件が起きた。
他人のキスでなく、母親のキスで感染?
なぜ?
母親のルースさん(35)が妊娠中にウイルスに感染した可能性がある。
運悪く、ルースさんにとっては初めての感染だったため、母子ともに抗体がつくられず、免疫を持っていなかったとみられる。
ジェニファーちゃんは、生後しばらくして容体が悪くなり、臓器不全で亡くなってしまった。
母親であっても、新生児にキスは危険ということ。
キスの危険は新生児だけなのか?
2012年、当時20歳のミュリアム・デュクレ=リメイさんは恋人とキスをした直後に死亡するというショッキングな出来事が発生。
彼女は重度のピーナツ・アレルギーを持っていて、恋人はそのことを知らなかったようだ。
彼は、キス直前にピーナツバターサンドイッチを食べていた。
キスがきっかけで、ピーナツ・アレルギーのアナフィラキーショックを起こした模様。
呼吸困難に陥り、持ち歩いていた喘息用の吸入器を使用するも回復せず、救急車を呼ぶことに。
救急車が到着するまでの間、彼は心肺蘇生法も試みるが、虚しく帰らぬ人になった。
皮肉なことに、この心肺蘇生法(マウスtoマウス)もアナフィラキーショックを誘発したかもしれない。
愛情表現であるキスが死に追いやることがあることに驚きますね。
特に、赤ちゃんに対する、キスは厳禁であるようだ。
日本では海外ほど、キスする行為は自然でないが、可愛い赤ちゃんに接触するときは注意が必要ということですね。
また、大人どうしのキスでも、危険があることには驚きですね。
相手のアレルギーなども知っておくことが大事ということですね。
ただ、初めてキスする場合に、キスの直前に「アレルギーない?」と聞くのもムードぶち壊し。(笑)
事前のさりげなくチェックするようにしましょう。