判決後に高田拓海さん(22)の遺族が記者会見をしました。
高田さんの46歳の母親は、「きょうの判決の内容を聞いて改めてひどいことをされて、とても痛いことをされてかわいそうだったなと思いました」と涙ながらに話しました。
また、22歳の妹は「懲役16年が維持されて刑が軽くならなくてよかったと思いましたが、それでも兄は帰ってこないので気はすまないですし、納得はいきません」と話しました。
あおり運転の末「はい終わり」と暴言をはいた中村精寛被告の公判が行われて、新たな情報がわかってきました。 中村被告の顔画像と家族の情報を調べてみました。 さらにあおり運転全貌と、はい終わりの意味を調査しました。 はい終わりの言い訳がとても苦しいですね。 そのやばさやネットの声をお伝えします。 [adsense]
堺市で昨年7月、あおり運転で車をバイクに追突させ、男子大学生を死亡させたとして殺人罪に問われた無職中村精寛被告(40)(堺市南区)の裁判員裁判の初公判が15日、大阪地裁堺支部であり、中村被告は「故意に追突させたことはない」と殺意を否認した。 起訴状では、被告は昨年7月2日夜、堺市南区の大阪府道で乗用車を運転中、堺市西区の大学4年高田拓海さん(22)運転のバイクに追い抜かれたことに立腹して追跡。高田さんが死ぬかもしれないと認識しながら時速96~97キロで追突し転倒させ、殺害したとされる。 引用;読売新聞
初公判が1月15日に行われ、この公判で弁護側と検察側の言い分が明らかになるとともに、事件の全容が明らかになってきます。 まず、どのような人物だったのでしょうか?
名前 | 中村精寛(なかむら あきひろ) |
年齢 | 40歳 |
住所 | 堺市南区 |
職業 | 無職(元警備員) |
フェイスブックのアカウントの調査を行いましたが、本人の特定には至りませんでした。 検索結果をリンクしておきますので、気になる方はこちらまで。 ニュースの映像から
出典;カンテレ
被告の家族の情報はなかなか入手できませんでしたが、妻がいるようです。
被告の妻が出廷し、被告が逮捕後に「取り返しがつかないことをした」と語ったなどと証言したようです。
元妻と書かれていないので、まだ奥さんのようです。
被害者の遺族は事故ではなく、殺人だと怒りをあらわにしています。 被害者はどのような方だったのでしょうか?
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名前 | 高田拓海(たかだ たくみ) |
年齢 | 22歳 |
住所 | 堺市西区 |
職業 | 大学4年生 |
出典;ANN
今回の普通の交通事故ではなく、あおり運転による殺人罪の適応が焦点になっています。
つい最近では東名あおり運転で石橋和歩被告の裁判がありましたね。
石橋和歩の彼女は?顔画像は?公判で暴かれる異常性3つはコレだ!
今回のあおり運転の実態をみてみましょう。
事故が起こったのは泉北高速鉄道沿いの信号がない、高速道路のようなバイパスです。
高田拓海さん運転のバイクに追い抜かれたことに立腹して追跡。 検察側の説明では
被告が自車の前を走る高田さんのバイクに対し、前照灯をハイビームにしてクラクションを鳴らし、時速約70キロで走行したと説明。バイクが別車線に移ると被告も車線変更し、時速約100キロで一気に距離を詰めた後、緩く1、2秒ブレーキをかけたが追突したと強調した。
出典;読売新聞 出典;読売新聞
一方、弁護側は
被告は自車が車線を変えると、前にいたバイクも車線変更したため、危険を感じてクラクションを鳴らしたと反論。その後、ブレーキを踏んだが間に合わず衝突したとし、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)にはあたるが、殺人罪は成立しないと訴えた。 出典;読売新聞
かなり苦しい説明のような気がするのですが。 さらに呆れる言い分は「はい終わり」についてです。 [adsense]
ドライブレコーダーで一躍話題になった暴言「はい終わり」についてです。
このシーンは検察側が証拠としてドライブレコーダーを再生して流しました。
クラクションを約10回鳴らしてスピードを上げ、高田さんのバイクに追突した約15秒後、被告が「はい、終わり」とつぶやく様子が流れた。 引用;読売新聞
あおり運転で相手を攻撃し、その達成感からきたものと多くの人がとらえているようですが、
中村被告の言い分は「やってしまった。事故を起こすと仕事ができなくなる」などと思ったからだと説明。
そうであるならば、はい終わりでなく、「しまった。」「どうしよう。」「あかん。」「やばい。」などではないでしょうか?
また、今回運転前に生ビールを2杯飲んでいたことも明らかになっています。
飲酒あおり運転で非常にたちが悪いですね。
なお、この裁判は17日に結審し、25日に判決が言い渡されます。
〇追記:1月17日19:00 検察側、懲役18年を求刑。
17日の論告で、検察は「残酷で異常な“殺人運転”」として、中村被告に懲役18年を求刑した。 亡くなった高田さんの叔父 「自分を守るために、必死でうそをついているようにしか見えない」 亡くなった高田さんの妹 「反省しているようには見えなかった」 引用;FNN
〇追記:1月17日20:40 遺族が会見!「できるだけ重い罰を」 記者会見に臨んだのは高田拓海さんの妹(21)と叔父の忠弘さん(42)です 法廷で映像を見た妹は
「軽い口調で『ゲームオーバー』のように言っていた」 「クラクションの音や、必死に逃げるバイクの音がずっと頭に残っている」 「(被告の車から)逃げているとき、怖かったと思う」
出典;産経新聞 出典;産経新聞
と話し、兄の気持ちを推し量るコメントを述べていました。 また、忠弘さんも
「ぶつかった音が頭から離れない」 「あおり運転で人を殺せば殺人罪に問われると多くの人に知ってもらいたい」と話した。 引用;産経新聞
遺族としては許しがたい恐怖のあおり運転で殺されたという思いが強いようです。
検察側も「まれに見る殺人運転」と糾弾しています。 判決がでれば、追記報告していく予定です。 [adsense]
〇追記:1月25日19:20 殺人罪適応で懲役16年の判決
25日の判決で、大阪地裁堺支部は中村被告には殺意があったとして殺人罪を適用、懲役16年を言い渡しました。
出典;JNN 出典;JNN
〇追記:1月25日19:30 「はい、終わり」の解釈は
大阪地裁堺支部は中村被告の行為について「まれに見る殺人運転」とした検察側の主張をほぼ認め、あおり運転の様子を「怒りによる威嚇」と判断し、殺意を認定。 注目されていた「はい、終わり」という言葉については、「口調の内容からすると、衝突は被告にとって想定内の出来事と推認される。軽い口調で、悲しみ・嘆きの吐露とはとうてい考えられない」として、被害者と衝突してもかまわないという被告の気持ちの表れであると判断された。 引用;FNN
また、非常に弱いブレーキなどから、衝突は回避できたにもかかわらず「あえてしたもの」であると判断したようです。
〇追記:1月25日19:30 「たった16年」 判決後、遺族は会見で
高田拓海さんの母(45): 拓海はあおられて、あおられ続けて猛スピードで突っ込まれ殺されました。それをたった16年…とても悔しいです。 高田拓海さんの叔父(42): 僕たちからすると、被告が死刑になろうとも許すことはできないので。 引用;FNN
〇追記:1月25日23:40 中村被告はあおり運転報道に不満 中村被告は裁判の判決、ニュースの報道が偏りがあると感じているという記事を発見しました。
「お亡くなりになられ、お詫びするしかありません」と述べた中村被告。 だが、「あおり運転」と報じられることには、納得ができないようで、中村被告はこう主張した。 引用;AERA
その根拠はドライブレコーダーの開示に仕方にあるようで、検察側の都合の良い部分しか見せていないとのこと。
「実際は20分ほどドライブレコーダーの動画はあるのに、法廷で公開されたのは2分ほどだけ。『はい、終わり』の後にも、いろいろな言葉を発している。私がバイクの方の救護措置をしている場面も、映っています。あおり運転、殺人運転だと検察側は言い、裁判員裁判で印象が悪くなるばかり。ライブレコーダーの動画を記録したSDカードを隠し持っていたようなことを、検察は主張しましたが、それは逆です。万が一、消えてはダメだとあえて残したのです。すべてを公開してくれたら、もっと真相がわかるのですがね」 筆者が「ドライブレコーダーの動画がすべて公開されると、刑が軽くなると思うのか」と質問すると、「そうだと思います」と答えた。 引用;AERA
ただ、その後、飲酒のことを聞かれると答えたくないと言っていて、どこまでが本当か定かではない。
判決を不満として、控訴もありえるかもしれません。 ネットの声を聞いてみましょう。
〇追記:9月12日19:10 2審も男に懲役16年の判決
遺族「懲役16年に納得いかない」
判決後に高田拓海さん(22)の遺族が記者会見をしました。
高田さんの46歳の母親は、「きょうの判決の内容を聞いて改めてひどいことをされて、とても痛いことをされてかわいそうだったなと思いました」と涙ながらに話しました。
また、22歳の妹は「懲役16年が維持されて刑が軽くならなくてよかったと思いましたが、それでも兄は帰ってこないので気はすまないですし、納得はいきません」と話しました。
引用;NHK
〇追記:2020年7月31日 6000万円以上の賠償命令
大学生の母親が約9200万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁堺支部が中村被告に約6100万円の支払いを命じたことが31日、分かった。
判決は30日付。
森木田邦裕裁判長は「被告はバイクに前方に割り込まれたことに立腹して追跡し、大学生が死亡する可能性を認識しながら被告の乗用車をバイクに衝突させた」と指摘。
「死亡しても構わない」という未必の故意があったと認めた。
引用;共同通信
中村被告を擁護する声はないようです。 当然ではないでしょうか? ゲーム感覚ではい終わりと言える神経を疑うばかりです。