ロンドン・ヒースロー空港で飲酒でJAL副操縦士が逮捕された事件で、飲酒の発覚を避けようとしていた行動の詳細がわかりました。
実川克敏容疑者の顔画像、SNSアカウントの調査も行いました。
この事件に対してネットの反応も厳しく、そのこともレポートします。
副操縦士は10月28日、ロンドン・ヒースロー空港で現地基準値の10倍以上のアルコールが呼気から検出、逮捕されたが、直前の社内の検査では検出されなかった。日航によると、乗務前には機長や客室乗務員ら13人が副操縦士と接触したが、酒臭さに気がついたのは現地のバス運転手だけだったという。
引用;朝日新聞デジタル
では、まず、この副操縦のプロフィール、顔画像から
名前 | 実川 克敏(じつかわ かつとし) |
年齢 | 42歳 |
住所 | 千葉県山武市 |
職業 | パイロット |
出身高校 | 千葉県立成東高校 |
出身大学 | 防衛大学 |
フェイスブックのアカウントを調査し、本人と思われるアカウントを発見しました。
ただ、他人のなりすまし等もあるので、本人の特定には至っていません。
検索結果をリンクしておきますので、気になる方はこちらへ。
顔画像はこちらです。
出典;フェイスブック
では、どのような隠蔽工作をしていたのでしょうか?
〇追記;11月30日19:20 禁固10カ月の判決
29日の判決公判で、裁判所は「乗客乗員を危険にさらし、大惨事を引き起こすおそれがあった」として、実川被告に禁錮10カ月を言い渡した。
出典;FNN
副操縦士が自身の飲酒がばれないように、同僚との接近を避けたり、口中清涼剤を使ったりしていたことがわかった。
引用;朝日新聞デジタル
表にまとめてみました。
時間 | 場所 | 不審な動き |
出発2時間15分前 | ホテルから空港へ向かうバス | 後部の機長2人からはなれ、一番前の席に |
出発2時間前 | 空港事務所 | アルコール検査で息を吹きかける時間が短い。 |
空港事務所 | 打ち合わせのとき、PCの画面をのぞき込む。 2人の機長の背中側に離れて立つ。 | |
空港事務所 | 打ち合わせ後、清涼飲料水を飲む | |
事務所から機内へ向かうバス | 機長2人と反対側にすわる。 | |
出発45分前 | 航空機 | 呼ばれたとき、機内のトイレに入る。 |
航空機外 | 地元警察を待つとき、再び清涼飲料水を飲む |
出典;朝日新聞デジタル
機長2人と接触をできる限り避けています。
現地基準値の10倍以上のアルコールが呼気から検出されているので、本人としてはできる限り遠い場所にいたようです。
検査のときは、さらにずるい行動をとります。
副操縦士は2番目に実施。先に検査した機長がかばんから荷物を取り出して目を離す間に行った。前の検査から30秒の間をあけ、事前に機器の感度調節をする規定があるが省略、息を吹きかける時間も短かった。もう1人の機長は「少し雑な検査だな」と思ったが、不正には気がつかなかったという。
引用;朝日新聞デジタル
〇目を離した隙に
〇機器の感度調節の規定を無視
〇息を吹きかける時間が短い
悪質さが際立っていますね。
さらに、
空港で酒の臭いを消すために、スプレー式の「マウスウォッシュ」を使っていたことも判明。
244人も乗っていた飛行機でしたが、一歩間違えば、大事故です。
本当に日本航空は大丈夫なのでしょうか?大いに疑問を感じます。
・最後の送迎車の位置が本当なら、運転手が気づいて機長を含めた他の人達が気づかなかったってのは嘘なんだろうなと思う。
・副操縦士だけをトカゲの尻尾切りにしようとしているようだが、おかしいと感じながらもきちんと検査を行わなかった機長にも基本的な安全意識が欠如している。操縦士が二人では問題とわかっていながら、出発時間が迫り何とか飛行機を飛ばそうと決めたのは誰?機長にはロンドンのJAL職員も異議を唱えられないのか?関係者みな同罪です。
・以前中小の運送会社に勤めてたけど、そっちの方がしっかりしたアルコールチェック出来てたと思う。
・間違いなく常習犯だね。
バスの座席の位置を他の同僚と意図的に離れて座る等、悪質性が高い。・悪質すぎる。
これで事故起きなくて本当に良かった。・今後は、即日懲戒解雇にするべき。
乗客の命を預かる立場にいることに対しての責任感があまりにも無さすぎる。
当事者と会社自体の甘さが露呈した結果が現状にある
・ずっとやってたな これは
・プロ意識低いな。それとも現場が疲弊して検査どころではなかったか?
いずれにしても次はないようにしてほしい。何かあってからでは遅い引用;Yahoo!ニュース
怒りの声ばかりです。
高い給与をもらっているのは、重要な仕事で、乗客の命を預かる特殊な仕事だからではないでしょうか?
プロ意識の低さ、安全に対する甘さを感じ、多くの人が怒っています。
日本航空、いや、航空業界はしっかり安全に対する意識を高め、再発防止策を世間にしめし、実行してもらいたいです。