ヘリが群馬・上野村の橋付近に墜落し、搭乗者の4人死亡しました。
8日午後2時半ごろ、東邦航空のヘリコプターが群馬県上野村乙母の藤沢橋付近に墜落、炎上した。
同社や地元消防などによると、火は消し止められたが搭乗していた社員4人全員が死亡した。このヘリ墜落が原因で配電線が断線、村で最大約600軒に一時停電の影響を及ぼした。
東邦航空は同日記者会見し、4人は機長、北川一郎さん(60)、いずれも整備士で杉山勝彦さん(50)、滝沢俊太さん(27)、池田裕太さん(22)と明らかにした。
「ご心配、ご迷惑をかけ、心よりおわびしたい」と謝罪し、墜落原因については「分からない」とした。
運輸安全委員会の調べによると、今年になっての日本国内のヘリコプターの墜落事故はこれで5件目である。
1年に日本国内にどれだけのヘリコプターが飛んでいるのかは想像できないが、空の事故はすぐさま、死亡事故につながる。
今回のような火災、停電など墜落した地域に多大な迷惑と不安を与える。
日本の航空機事故を調べていくと、2013年から2017年までの5年間で87件、ヘリコプターの事故は14件です。
また、2000年以降で気になった事故をいくつか紹介することにする。
同日未明に発生した海上自衛隊護衛艦さわゆきの火災事故(後に放火事件と判明)の取材のため、ヘリコプターで出発。
技術協力会社のカメラマンとヘリの機長・副操縦士の計4名と搭乗し現場へ赴いたが、青森県大間崎沖付近で消息を絶った。
当時、現場付近では濃霧注意報が出ていた。
埼玉県秩父市の大滝付近の山中で滝つぼに転落した女性登山者の救助活動中に機体が地上に激突し大破。
運輸安全委員会は、障害物の確認が不適切だったことで、テールローター(後部回転翼)が木と接触して壊れ、操縦不能に陥ったと発表。
大阪府堺市堺区の南海電鉄高野線、浅香山駅と我孫子前駅間の線路上に大阪航空所有のヘリコプターが墜落。
事故は、飛行中に突風を受けた際に、機体の回復操作を困難とする急激な操縦操作を行った事による。
事故時には資格も経験も知識もない同乗者が操縦を行っていたために適切な回復操作がなされなかった。
体験飛行と称し操縦をさせるといった行為が、いかに危険かを知らせる結果となった。
航空法違反と業務上過失致死で大阪航空社長と幹部が書類送検されたが、乗客が操縦していた証拠がないことなどから、2010年3月に大阪地方大阪地方検察庁堺支部は不起訴とした。
1つ目の記事 は取材のため、現場へヘリで向かうとき、事故に遭遇している。
ただ、悪天候であったことを考えると、残念でならない。
2つ目の記事 は救助活動のため、危険を承知し、責任感で向かったのではないか。
障害物の確認にもっと慎重になることができたらと、悔やまれる。
最後の記事 は明らかに人為的ミスであり、体験飛行自体が行われていなければ、避けられて事故ではないだろうか。
体験飛行の是非が問われる。
防災ヘリ墜落し9名死亡
9人を乗せた群馬県の防災ヘリコプターが、10日午前、群馬・中之条町の山中に墜落した。
これまでに8人が見つかり、このうち2人の死亡が確認された。10日午前10時ごろ、群馬県防災航空隊などの9人を乗せて草津白根山付近を飛行していた、群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が連絡を絶った。
群馬県警などが捜索したところ、中之条町のガラン沢地区の山中で、ヘリの残骸を発見、近くで8人が見つかった。
出典;FNN
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航空事故の原因は天候悪化によるもの、整備不良によるもの、操作のミスなど様々考えられる。
本来、人は空を飛べないのを、科学の発展の恩恵で空を飛んでいる。
常に、細心の注意を払い、十分すぎる点検を重ね、気象の予測も最悪の場合をシュミレーションしたうえで、万全な状態で飛行すべきではないだろか。
2度と悲惨な事故を起こさないように、事故原因を調査するとともに、再発防止に全力をあげてもらいたい。