滋賀県守山市の母親を殺害しバラバラに遺棄した桐生のぞみ容疑者の顔画像、学歴、勤務先を調査しました。
また、遺体遺棄現場の特定や、否認から自供に至るのに彼女の不審な行動などをお伝えします。
気になる動機の考察も行いました。
滋賀県守山市今浜町の河川敷で3月、切断された女性の胴体部分の遺体が見つかった事件で、県警は5日、桐生のぞみ容疑者が逮捕された。
今年3月、守山市の旧野洲川の河川敷で、刃物やのこぎりのようなもので切断された女性の胴体が見つかりました。
遺体は、死後1、2週間が経過していて、警察は、別の場所で切断され遺棄された疑いがあるとみて捜査していました。
そして、警察は5日、被害者は守山市に住む無職の桐生しのぶさん(当時58)と特定したと発表するとともに、娘で草津市の看護師・桐生のぞみ容疑者(31)を、死体遺棄の疑いで逮捕しました。
出典;JNN
逮捕当時、桐生しのぶ容疑者は「やっていないです」と容疑を否認していました。
7日になり、一転して、容疑を認める供述をしています。
では、どんな人物でしょうか?
名前:桐生のぞみ(きりゅう のぞみ)
住所:滋賀県草津市笠山7
年齢:31歳(2018年現在)
職業:看護師
勤務先:滋賀医科大付属病院
学歴:滋賀医科大卒業
フェイスブックの調査を行いましたが、本人の特定には至りませんでした。
検索結果をリンクしておきますので、気になる方はこちらへ。
追記9日22:40本人のフェイスブックの可能性大
ニュースの映像から
出典;JNN
フェイスブックの画像から
出典;Facebook
おそらく、本人のもとと思われます。
プロフィールなどが全て一致します。
今年の3月に卒業し、4月から看護師として働きはじめたようです。
年齢から考え、看護師以外の仕事をしていて、夢を持ち、学びなおし、新たに資格を取った訳です。
動機が気になりますね。
出典:MBS
高校時代の卒業アルバムからです。
逮捕時、否認していたのですが、自供し始めたようですが、桐生容疑者を取り巻く状況を整理しておきます。
〇追記:2020年3月3日 大津地方裁判所は懲役15年の判決
元看護士の桐生被告は同居していた母親のしのぶさんを殺害し、遺体を切断して自宅近くの河川敷に遺棄したとしての判決が3月3日言い渡されました。
大津地方裁判所の大西直樹裁判長は、「遺体の解剖結果や現場の状況などから被告が母親を殺害したことが強く推認される。供述も不自然で到底信用できない」などと述べ、無罪の主張を退けました。
そのうえで、「母親から日常的に抑圧され、心理的に相当、追い詰められていたことには同情の余地があるが、被害者の尊厳を傷つけ、近隣の住民に計り知れない恐怖感を与えた残忍な犯行だ」などと指摘して、懲役15年を言い渡しました。
引用;NHK
大津地裁の判決の全文はこちらのPDFをご覧ください。
25ページあります。
出典;大津地裁
〇「外出中」と隠ぺい
遺体発見後、県警は身元特定に向け現場周辺の民家を訪問し、行方不明者がいないかなどを調
査した際に、しのぶさん宅も訪れたが、のぞみ容疑者は「母親は外出中」などと答えたようです。
ところが、「最近しのぶさんを見かけない」と近所の人が証言し、嘘であることが判明。
しのぶさんの行方不明届も出していなかった。
〇別居の父に偽装メール
別居中の父親に、しのぶさんが生存しているよう見せかけるため、しのぶさんの携帯で複数回、父親に近況を知らせるメールを送っていたということです。
引用;JNN
〇2人が同居していた自宅の浴室から、しのぶさんの血痕が見つかり、警察は包丁など複数の刃物を押収。
ニュースの映像から
出典;JNN
google mapから
出典;google map
最も気になるのは、犯行の動機です。
ニュースでは、まだ公開されていません。
公開され次第、追記していく予定です。
〇追記2021年3月15日
母親からの教育虐待です。
母親はのぞみ被告に医者になることを強く求めました。
9年の浪人生活や母親の執拗な管理に爆発しての犯行のようです。
詳細を時系列でみてみましょう。
幼い頃 | 母親は通信教育の教材を買い求め、将来は医師になることを切望 |
中高生のとき | 本人もその気で手塚治の「ブラックジャック」に憧れ、勉強するが、成績が伸びない |
2005年(のぞみ被告高3のとき) | 地元の国立大(滋賀医科大)の医学部保健学科を受験し、不合格 |
2005年3月 | 母親は親戚に「合格した」と嘘の報告。娘にも従うように求める。 |
のぞみ被告は就職を希望 母親はこれを却下。→拘束が厳しくなる(自由時間を与えない。お風呂も同時に入るように強要) | |
3度の家出。その都度、警察に捕まる | |
2005年~2014年(9年間) | 浪人生活 |
2014年3月 | 滋賀医科大学の医学部看護学科に合格(母親は助産師になることを条件に受験を許可) 被告は「手術室看護師」を志望。母親との確執も改善傾向 |
2015年(大学2年) | 助産師課程の進級試験に不合格。母親との関係は悪化 |
2017年(大学4年) | 医大の付属病院から就職の内定。母親はこれを辞退。助産師学校に進学するよう迫った |
2017年12月 | 母親がのぞみ被告がスマホをもっているのに激怒し土下座をさせる。 母親がスマホ所持を禁止していて、それを破ったことによる。 のぞみ被告は「ウザイ、死んでくれ」ともう一つのスマホでメールを送る |
2018年1月 | 助産師学校の試験ぬ不合格。 |
大学病院への就職手続きの期限が1週間後に迫り、母に「看護師になりたい」と本音を打ち明ける。 | |
母親はこれを受け入れず、夜通し、罵倒。 | |
2018年1月19日 | 就寝前の母の体をマッサージし、母は寝入った。寝室に隠し持った刃物で左首をさす |
母の「痛い」の声でびびり、さらに2度さし殺害 | |
2020年1月20日 | 「モンスターを倒した。これで安心だ」とツィッターに投稿
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のぞみ被告は遺体遺棄を認めていたが、殺害は否認。
2020年の大津地裁判決公判で、殺人の罪を認定。
懲役15年の実刑(求刑懲役20年)が下った。
その一方で次のように述べられた。
被告の育った環境を「長年にわたり母子だけの閉鎖的な環境」と指摘。
成人後も行きすぎた干渉を受け、相当に追い詰められた末に犯行に及び、経緯には同情の余地があると結論づけた。
裁判長は「母に敷かれていたレールを歩み続けていたが、自分の人生を歩んでください」と説諭した。
引用;47NEWS
この言葉からのぞみ被告の気持ちが和らいだのか、殺人も認めるようになった。
引用;47NEWS
反省する姿もみられ、大阪高裁の2021年1月控訴審では懲役10年の減刑判決
娘が捕まって、殺された母は無念で泣いてると思う
引用;Yahoo!ニュース
取調べには女性の刑事があたっていると思うけど、これまでの供述と一致しない点について厳しく追及されて墜ちたかな。
引用;Yahoo!ニュース
自分の母親にこんな残忍な事をした動機が知りたい。
前にマスコミが近所の人にインタビューしてたけど「親子仲は良かった」と口を揃えて答えてた。
その親子にどんな闇があったんだろうね?引用;Yahoo!ニュース