市原悦子さんが12日心不全のため、お亡くなりになりました。
衝撃的なニュースに様々な方からお悔やみのメッセージが届いています。
代表作に関連したコロッケにものまねで爆笑した話とNHK収録時の話題を振り返りながら市原さんを偲びましょう。
2時間ドラマ「家政婦は見た!」などで知られる演技派女優の市原悦子(いちはら・えつこ)さんが12日午後1時31分に心不全のため都内の病院で亡くなった。82歳。3年前に自己免疫性脊髄炎で入院するなど芸能活動をセーブしていた。昨年12月に盲腸となり、それが悪化して、正月2日から入院していた。平成最後の年に、多くの人に愛され、親しまれた女優がまた1人、この世を去った。通夜は17日午後6時、葬儀は18日午前11時から、いずれも東京・青山葬儀所で営まれる。
出典;日刊スポーツ
本当に愛された女優さんでしたね。
〇追記:1月17日21:00 17日お通夜。樹木葬に
市原悦子さん(享年82)の通夜が17日、青山葬儀所でしめやかに営まれた。祭壇は故人の意思で、大好きだった観葉植物などの鮮やかな緑で飾られた。旧知の仲で追悼のピアノ演奏をした「ゴダイゴ」のミッキー吉野が取材に応じ、市原さんはが樹木葬となることを明かした。14年に亡くなった夫で演出家の塩見哲さんの隣に眠ることになるという。
出典;デイリースポーツ
皆さんよくご存じかと思いますが、プロフィールなどを振り替えてみましょう。
出典;ワンダープロ
芸名 | 市原悦子(いちはら えつこ) |
本名 | 塩見悦子(しおみ えつこ) |
生年月日 | 1936年1月24日生まれ(82歳没) |
出身地 | 千葉県千葉市 |
職業 | 女優、声優 |
配偶者 | 塩見哲(2014年死別) |
出身高校 | 千葉県立千葉高等学校 |
出身大学 | 早稲田大学第二文学部 |
趣味 | 麻雀、旅行、散歩 |
所属 | ワンダープロ |
代表作は声優としては1975年に始まった「まんが日本昔ばなし」です。
すべての登場人物の声を常田富士男と2人のみで長年演じ続けて親しまれた。
女優としての代表作は1983年からは「家政婦は見た!」で四半世紀以上も主役を務めてきました。
愛された女性でしたが、代表作にちなんだエピソードを2つ紹介します。
まず、「家政婦は見た!」からモノマネの話題です。
TBSの番組で、「35年間ものまねしてきたご本人に謝罪する旅」という企画の中での出来事です。
その中でコロッケと加藤は、ドラマ「家政婦は見た!」の主演や、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」の声優を長年務める市原に謝罪するため、待ち合わせ場所の東京・九段下にある甘味処におもむいた。
市原と面会する直前、コロッケは緊張した面持ちで「ちょっと気難しい方だと思うよ」と、市原のイメージを語った。
ところが、実は市原はコロッケの大ファンで「いつも見ています」と優しく言葉をかけた。
出典;girlschannel
コロッケが中森明菜、森山直太朗、井上陽水と田村正和のモノマネを次々に披露すると、市原は声をあげ、手で顔を覆うなどして大爆笑した。
いずれのモノマネも「もう1回やってください!」とリクエストする市原に、やや困惑した表情を浮かべるコロッケだったが、市原は同じモノマネを、もう1度見ても大ウケした。
さらに市原は、徳永英明のモノマネを見た後、手を叩いて大喜びしながら「今日は幸せだ」と一言。
そして、最後は「日本昔ばなし家政婦は見た」と題した市原のものまねを披露し、市原は、コロッケのモノマネに手を叩いて大爆笑。
市原さんは2015年5月22日に放送された「あさイチ」にゲスト出演。
出典;時事コム
「まんが日本むかし話」のナレーションを務めたときの「放送禁止用語」が話題になりました。
その場面を振りかえってみると、「まんが日本むかし話」の収録で「一歩一歩やっていくほかない」「風が吹いたらいい季節だなあと感じるようになった」と同番組に教えられたことが多いと振り返りました。
そして、続けて、一番好きな話は「やまんば」だとし、
「私のやまんばの解釈は世の中から外れた人。たとえば『かたわ』になった人、人減らしで捨てられた人、外国から来た『毛唐』でバケモノだと言われた人」
と発言。世間から疎外され、山に住んでいた人たちが「やまんばの原点」になったと思うと説明した。
引用;j-castニュース
スタジオは「日本むかし話」のトークで盛り上がったのだが、番組の終盤に有働由美子アナが、
「さきほどのコーナーで『かたわ』『毛唐』という発言がありました。体の不自由な方、外国人の方を傷つける言い方でした。深くお詫びします」
と謝罪。引用;j-castニュース
確かに「かたわ」や「毛唐」は「放送禁止用語」などと言われるが、法規制がある訳ではなく、あくまでテレビ局などの自主規制によるものである。
番組の視聴者やTwitterなどでは有働アナの謝罪や番組の対応に疑問の声が相次いだ。
さらに、その瞬間、市原のむっとする表情が観察され、市原に同情する声がたくさん寄せられた。
言葉を発する人がどういう思いで語るのか、そして、市原の温かい語り方が非常に懐かしく思い出される出来事だったのではないでしょうか?
放送禁止用語を語っても、非難されることなく、支持されるのはやはり、この市原さんの人柄、生き方にあったのではないでしょうか?
市原悦子さん、本当にいろいろな作品で感動をありがとうございました。
ご冥福をお祈り申し上げます。