パラグライダーが墜落する事故が起こりました。
東軒太一さんの顔画像を特定しました。また、SNSも特定!
ベテランパイロット墜落の原因を調査しました。
特に、今日6月30日はフライトには安全なコンディションだったのでしょうか?
昨日の滋賀県の竜巻から1日で、そのあたりから事故原因を探ります。
事故の概要
30日午前、群馬県みなかみ町でパラグライダーが墜落する事故がおこりました。
午前11時半ごろ、みなかみ町・師のパラグライダー体験施設「グラン・ボレ・パラグライダースクール」の敷地で、2人乗りのパラグライダー1機が墜落しました。
警察などによりますと、この事故でこのスクールに勤務する東軒太一さん(34)と客としてパラグライダーを体験していた梅津友良さん(36)がおよそ30メートルの高さから落下して、病院に運ばれましたがその後、死亡しました。
パラグライダーはパラシュートを開いて風に乗り滑空するスポーツで、東軒さんには20年ほどの経験があったということですが、梅津さんに経験はなかったということです。
出典;NNN
事故を起こした東軒さんはどんな人物だったのでしょうか?
東軒さんのプロフィール
名前:東軒太一(とうけん たいち)
年齢:34歳
住所:前橋市古市町
職業:派遣社員(グランボレ・パラグライダースクール)
フェイスブックのアカウントを調査を行い、アカウントを特定できました。
特定の理由ですが、スカイスポーツの人口は限られていること。
東軒という名前が稀であり、記載内容がパラグライダー中心で本人と断定して間違いないと判断しました。
出典;Facebook
また、ブログも特定できましたので、こちらです。
東軒さんの顔画像
Facebookから
出典;Facebook
とても、いい写真ですね。バックに富士山がみえています。
おそらく朝霧高原で撮ったものではないでしょうか?
こんなベテランの方が一般のお客さんを巻き込んで事故を起こすなんて残念です。
被害に遭われた男性は?
名前:梅津友良
年齢:36歳
住所:東京都葛飾区西新小岩
職業:団体職員
では、事故の原因、事故現場などを考察してみましょう。
事故現場
群馬県みなかみ町のパラグライダーのフライトエリア「グランボレ」で起こりました。
まず、地図はこちらです。
2人乗りで一方がベテランで一方が未経験なので、タンデム体験をしていたと予想されます。
出典;グランボレ
インストラクターである東軒さんが操縦をしていたのですが、何が起きたのでしょうか?
墜落場所が、着地場のすぐ近くです。
黒丸が墜落して、落下した地面、青丸が着地場の中心(着地地点のターゲット)です。
出典;NNN
事故原因
パラグライダーの事故で最も多いのは、離着陸の時と言われています。
今回は着陸態勢の時点でなんらかのトラブルに巻き込まれたようです。
主に次の2つと考えられます。
〇ターゲットの近くに降ろそうとして、スピードを落としすぎて、失速し、墜落。
〇気象条件の急激な変化がおこり、突風が吹き、操作を誤り墜落。
時刻が11時半ごろは、熱上昇風(サーマル)が発生しやすい時間なので、後者の可能性が高いのではないでしょうか?
ちなみに2つの天気図をご覧ください。
6月29日米原市で竜巻発生の頃の天気図
6月30日群馬県でパラグライダー墜落の頃の天気図
出典;気象庁
最初の天気図が29日のもので、滋賀県米原市で竜巻が発生したときのもの。
2つ目が30日のものです。
前線の位置が少し違いますが、南海上で台風が発生してよく似ていて、30日も不安定な天気でした。
ベテランであることから考えて、突風にやられたのではないでしょうか?
本当の所は警察の発表を待つしかありません。
公開されましたら、追記していく予定です。
〇追記:6月30日21:30 雷注意報発令中だったことが判明
当時、みなかみ町周辺には雷注意報が出ていて、気象台が突風などに注意を呼びかけていた。
引用;FNN
まとめ
こういう事故が起きるたびに、パラグライダーは危ないなどの声がよく聞かれます。
確かに危なそうですが、愛好している人は、「今日墜落するかも」と思ってやっていないと思います。
無理せず、安全に飛べる範囲で楽しめば、危なくないと思うのは私だけでしょうか?
確かに、空を飛ぶということは、人の備えた能力以上のことをしているので、油断したり、自然現象を甘くみたりすると、とんでもない危険にさらされると思います。
スカイスポーツをする方は、そこのところをもう一度見つめなおして行ってほしいです。
特に、今回お客さんだった梅津友良さんや遺族の方は無念な気持ちが一杯ではないでしょうか?
亡くなった2人のご冥福をお祈り申し上げます。