香取慎吾さん(40)草なぎ剛さん(43)稲垣吾郎さん(43)、元SMAPメンバーだった3人による前人未到のネット生放送「72時間ホンネテレビ」が5日午後9時に無事放送を終了しました。
「森くん」のワードがTwitterの世界トレンド1位を達成。
では、どんな方法で達成したか。
テレビの内容とは?
今番組ではAbemaTVがSNSと連動した様々な企画を展開。
地上波のテレビではみることのできない新しい内容……..
画期的な仕掛け「キャプチャー画像の使用を認める」
出典;japan-zone
地上波のテレビ番組を放送中、もしくは放送後にネットニュースで取り上げる場合、番組の場面写真を使用するのは基本的にNG。
記事に添える出演者の写真は、放送中の画像ではなく、過去に撮影した資料写真を使用。
だが、AbemaTVは72時間テレビの放送前に「番組放送シーンをキャプチャー撮影し、メディアで掲載いただいて問題ございません」と告知。
AbemaTVのクレジット表記をつければ“フリーでOK”とする異例の対応があった。
視聴者には参加型企画「72時間スクショ選手権」で拡散
視聴者に対してはテレビ画面の撮影を認め、番組に参加できる企画を実施した。
「72時間スクショ選手権」と題し、放送中の画面をスマートフォンでスクリーンショット(スクショ)撮影をし、「いいね」の数を競う内容。
そのことで、SNS上には番組写真が拡散された。
ネット記事との素早い連動
「元SMAP3人が森且行と21年ぶり共演」を報じるネット記事には4人が再会を喜ぶ場面のキャプチャー画像が添付。
「フィナーレで涙」の記事には稲垣や香取が涙する場面写真が使用された。
記事内容に即した写真がネット上でも評判だった。
だらしないほどの生放送の面白さ
テロップもBGMもない“作品”としては圧倒的に未完成なものを配信されていた。
だが、「対談」など普通のテレビでは大幅にカット&加工されるコンテンツが流され、生放送の面白さが一段と感じられる内容だった。
公式アカウントでSNSを開始
元SMAPの「森くん」のワードがTwitterの世界トレンド1位を目標に掲げるなど、まさにSNSと連動した企画であった。
記録と今後の期待!?
インターネットTVの成果であるが、3日間の視聴数は同局過去最高の7400万に到達。
番組関連ワードの総ツイート数は508万件超え、香取のインスタグラムがフォロワー数100万を突破するなど多くの記録を打ち立てた。
インターネットでは著作権や肖像権の問題が山積するが、ネットの長所・短所含めて特性を熟知するインターネットテレビ局ならではの戦略が成功した形となった。
地上波のテレビに見飽きている人も多く、今後、様々な課題を乗り越え、視聴者が満足する新しい放送のパターンが示されたのではないでしょうか。