29日の朝、長崎県雲仙市踏切で軽自動車と列車が衝突する踏切事故がありました。
被害者の桶本敏章さんの容態はどうなっているのでしょうか?
事故現場の特定に成功し、車の進行状況を正確に分析しました。
また、踏切の環境が極めて悪いのも調査しました。
29日朝、長崎県雲仙市の踏切で車と列車が衝突する事故が発生しました。
事故があったのは長崎県雲仙市の島原鉄道の踏切で、29日午前7時半ごろ、踏切を通過しようとしていた軽乗用車と普通列車が衝突。列車は車を巻き込みながら60メートルほど走ったところで停止しました。
この事故で車は大破し、運転していた近くに住む会社員の桶本敏章さん(59)が頭などを強く打ち、病院で治療を受けていますが、意識不明の重体となっています。衝突した列車は2両編成で、乗客乗員18人が乗っていましたが、けが人はいませんでした。
出典;JNN
では、事故現場はどこでしょうか?
ニュースの映像から 青丸で囲んだ鉄塔のようなものがあります。
出典;NNN
事故があったのは雲仙市国見町で島原鉄道沿いを探していくと
さらに細かく示すと
青の矢印が列車の進行の様子です。
赤が桶本敏章さんの軽自動車です。
遮断機のない踏切が黒丸で、ここで電車と自動車が衝突。
60m引きずったまま黒のバツ印まで進み停車。
このバツ印が事故後の画像の場所になります。
事故の現場は地図の丸印の場所で画像はこちらです。
出典;JNN
では、この事故に巻き込まれた軽自動車の運転手は誰でしょうか?
名前 | 桶本敏章(おけもと としあき) |
年齢 | 59歳 |
場所 | 長崎県雲仙市 |
職業 | 会社員 |
気になる桶本さんの容態は意識不明の重体です。
(12月29日18時の情報です。)
では、なぜ、このような事故にあってしまったのでしょうか?
何といっても気になるのは、道路の環境が悪すぎますね。
もう一度、事故現場の画像をご覧ください。
出典;JNN
〇警報機も遮断機もない。
〇道幅が狭い。
〇左側に車庫があり、左から来る電車が見にくい。
もちろん、踏切を渡るのに細心の注意を払わなければいけません。
地元の桶本さんに油断があったのかもしれませんが、道が狭いので、脱輪して動けなくなった可能性も否定できません。
実際に左から電車が来ているので、車庫でみえなかったのかもしれませんね。
59歳という年齢から少し耳が聞こえずらかったとしたら、音で電車の接近が気づかない可能性もあります。
ただ、やはり、車を運転する以上、一旦停止などのルールを守るのは大原則です。
桶本さんがどのような運転をしていたかや、事故の本当の原因は、桶本さんの回復を待ち、本人に聞く以外にないかもしれません。
新たに発表があれば、追記していく予定です。
・警報器も遮断機もない第4種踏切は基本的には見通しが良く、列車本数が少ない場所になりますので、車の運転者は明らかに安全確認を怠っていたと言えるでしょう。
・自動車側の安易な考えによるミスであれば,事故処理に関わる費用等は全額自動車運転側に請求しなければ,こういうくだらない事故は減りません。
引用;Yahoo!ニュース
・一時停止をしていれば防げた事故である。
踏み切りに限らず、一時停止しない車が多すぎる。・警報機も遮断機も無い踏切が生き残ってる長崎県が心配だ。
東急の田園都市線は踏切が一切無い。
全線に27駅。
しかし、踏切が存在しない。引用;Yahoo!ニュース
厳しい声が多いようですね。
今回、これだけの事故でありながら、電車に乗っていた人に怪我人がいなかったのは不幸中の幸いでしょう。
桶本さんの回復をお祈り申し上げます。