新聞の投書欄に掲載された「妻が願った最期の『七日間』」という詩がSNS上で話題となり、18万以上のいいねが押されました。
この詩の全文紹介、さらにどういう状況で書かれたものなのか、さらに、夫婦の熱い想いなどを紹介します。
また、この詩を読んだ多くの人が涙が止まらない訳をネットの投稿などから分析します。
作者の状況
出典;NNN
話題の詩の作者は宮本容子さん。
2018年1月にがんと闘病しながらさんにできたものです。
亡くなる直前に、病床で容子さんが話した願いを夫の英司さんが詩に書き留めたものです。
宮本容子さんは、2015年春、小腸がんが見つかり、既に末期で、余命は約2年だと宣告されたそうです。
52年間人生を共にした、2人だからこそ、純粋な思いが反響を呼んでいるようです。
「妻が願った最期の『七日間』」全文
神様お願い この病室から抜け出して
七日間の元気な時間をください一日目には台所に立って 料理をいっぱい作りたい
あなたが好きな餃子や肉味噌(みそ)
カレーもシチューも冷凍しておくわ二日目には趣味の手作り 作りかけの手織りのマフラー
ミシンも踏んでバッグやポーチ 心残りがないほどいっぱい作る三日目にはお片付け 私の好きな古布(こふ)や紅絹(もみ)
どれも思いが詰まったものだけど どなたか貰ってくださいね四日目には愛犬連れて あなたとドライブに行こう
少し寒いけど箱根がいいかな 思い出の公園手つなぎ歩く五日目には子供や孫の 一年分の誕生会
ケーキもちゃんと11コ買ってプレゼントも用意しておくわ六日目には友達集まって 憧れの女子会しましょ
お酒も少し飲みましょか そしてカラオケで十八番を歌うの七日目にはあなたと二人きり 静かに部屋で過ごしましょ
大塚博堂のCDかけて ふたりの長いお話しましょう
神様お願い七日間が終わったら
私はあなたに手を取られ乍ら(ながら)
静かに静かに時の来るのを待つわ出典;NNN
すごく、泣けてきますね。
私の感じたことを記載するのは控え、それぞれの感性でこの詩を感じてもらいたいです。
夫婦の絆
大学の同級生だった2人は25歳のときに結婚し、52年間夫婦として時を共に過ごしてきました。
英司さんが、悲しみの中、詩を残した理由はなんでしょうか?
「何もなくなるのかと思うと、ちょっとさみしくて、みんなに覚えておいて欲しかった」
「体を半分持っていかれた感じですね。容子の人生が終わったのがちょっと信じられなくて。みんなの記憶もだんだん薄れ何もなくなるのかと思うとちょっとさみしくて。みんなに覚えておいて欲しかった」
出典;NNN
そして、朝日新聞の投稿欄に
出典;朝日新聞
英司さんは、容子さんとの関係を一卵性夫婦みたいな関係と言っています。
時にはケンカもしたけど一番の理解者だったとも。
様々な治療をしながら体調が良いときには、愛犬を連れ、夫婦で旅行にも出かけたそうです。
お互いのことを思いやる素晴らしい老夫婦ですね。
ネットの反応
【泣ける】 「妻が願った最期の”7日間”」とある新聞の投書がめちゃくちゃ泣けると話題に・・・ : オレ的ゲーム速報@刃 https://t.co/kXifGm3Zci @Jin115さんから 病気と縁が切れない自分にはちょっとこの記事はキツイなあ。
— みすまる (@misumaru) 2018年3月14日
妻が願った最後の7日間…
なんて切ない…
「EveryDay」とかさなる…
RT— どれみパン(ブー🐷💕ランジェリー) (@doremipan123) 2018年3月12日
妻が願った最後の7日間
これ読んで胸が熱くなった、毎日を大切に生きていかないとね! https://t.co/YEAdJOcpn3— 吉村和彦 フジ SMC静岡 (@kazlv) 2018年3月10日
9日の新聞の「妻が願った最期の七日間」を読んだ。これは泣く😭夫に7日間しか過ごせなくなったら?と聞いたら、思い出の場所巡りと。私はきっと七日間ずっと泣いてるわ。
— Kanchi_jp (@JpKanchi) 2018年3月11日
【泣ける】 「妻が願った最期の”7日間”」とある新聞の投書がめちゃくちゃ泣けると話題に・・・ https://t.co/sWo4MVIEc1
逆に、病院医者は何を思って何の権限で何を考えて退院させなかったのか?
どんな病気か病状なのか分からないし急激に悪化したのかも知れないけど、なんか引っかかる。— なる (@naru_chin) 2018年3月12日
ネットの声、ほとんどが涙が止まらない、泣けるというものです。
こんな夫婦に憧れますね。
SNSで18万以上のいいねを集めた詩。
なぜかを分析する必要ありませんね。
読んでもらったら、わかりますよね。
この記事で、さらにいいねが増えるのでは?
いい詩は、人の心を豊かにします。
まだまだ、奥さんを亡くした悲しみは癒されないかもしれませんが、宮本さん、素敵な詩、ありがとうございます。