関空連絡橋に船舶激突!漂流の航跡入手!復旧はいつ?関空行きの手段は?

関空沖で錨を下ろして停泊中だった船舶が流され、関空連絡橋に激突です。

その衝撃画像をお伝えします。

さらに、船舶がどのように流されたかを調査しました。

そして、この関空連絡橋の復旧はどれくらいかかるのでしょうか?

この橋が使えないとなると、どのようにして関空に行けばいいのでしょうか?

ネットの驚きの声も紹介します。

 

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事故の概要

第5管区海上保安部に入った情報によると、午後1時45分ごろ、関西国際空港付近に停泊中の長さ89メートルのタンカーが、台風の影響で流され、連絡橋に衝突した。

船舶には、乗組員11人が乗っているが、けが人はいないという。

現在、乗組員は、ライフジャケットを着用しているということだが、救出されたのかどうか、現在もタンカーの中に残っているかどうかはわかっていない。

また、関西国際空港では、浸水被害が起きていて、滑走路は閉鎖されている。

引用;FNN

では、その衝撃的な画像を見てみましょう。

衝撃画像

 


出典;FNN

 


出典;朝日新聞デジタル

89mの大型タンカーが関西空港の連絡橋に激突し、橋は半壊しています。

では、このタンカーはどこの船で、どこから流されてきたのでしょうか?

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船の名前と漂流の航跡

ニュースの報道によると、

このタンカーは、「宝運丸」という名前のタンカーで、2,591トン、全長は89メートルある。

引用;FNN

 


会社は日之出海運株式会社です。

さらにどこから流されきたかはMarrine Traffic で解析です。

MarineTraffic(マリントラフィック・ライブ船舶マップ)とは船舶自動識別装置 の情報を元にしてGoogleMapに船舶の位置がプロットされているサイトです。

簡単に言うと、飛行機ファンの方にはお馴染みのフライトレーダー24の船舶版です

引用;たぬぞうのLife Hack Blog

これがその軌跡です


こんなところに停泊していると、台風の右側では強烈な南東の風が吹いているので、宝運丸の航跡はうなずけますね。

出典;Yahoo Japan

 

今後の関空は?

最も気になるのは今後のことです。

関西では今回の台風であちこちに被害が出ています。

また、関空の中だけでも、橋だけでなく、滑走路、駐車場、バスターミナルなどに浸水の被害がでているようです。


出典;朝日新聞デジタル

 

今後のインフラ整備は、被害状況とリンクしますが、関西空港連絡橋の復旧に関して考察していくことにします。

 


出典;Twitter

タンカーは関空連絡橋の空港へ向かい方の道に食い込むだけでなく、JRと南海電鉄の線路付近にまで及んでいます。

道路は反対側(線路の北側)を車線を規制すれば使える可能性はありますが、線路は簡単でないのではないでしょうか?

当分の間、鉄道を利用して関空に行くことができないかもしれません。

今後、関西国際空港、南海電鉄、JRの発表を待ち、情報が入り次第、追記していきます。

各会社のHPはこちらです。

関西国際空港南海電鉄JR西日本

更新情報

〇追記:9月4日21:10 関空運航再開の見通し立たず

関西国際空港は台風21号による高潮の影響で滑走路が水没し、閉鎖する事態となった。

浸水はターミナルビルなどの施設にも及び、空港を運営する関西エアポートは「再開は見通せない」と説明している。

引用;時事通信

〇追記9月4日11:50 タンカーから2人救助

海上保安庁が関西国際空港の連絡橋に衝突したタンカーの内部に取り残されている乗組員11人の救助活動を行い、2人が救助され、残りは5日以降、救助活動が行われるという。

引用;NNN

〇9月5日20:00 救出作業進むが、復旧の見通したたず。

冠水した関西空港に閉じ込められていた3,000人の輸送は始まりした。

5日朝の様子です。


出典;FNN

しかし、滑走路が水没。

9月5日もすべての便で欠航。

水没前、水没後の画像をご覧ください。

全面復旧には、かなりの時間がかかるとみられ、空港側は、影響がなかった第2ターミナルだけの暫定運用が開始できるよう、国に求めている。

出典;FNN

〇追記:9月6日22:10 7日から国内線の運航を再開する

運営会社の関西エアポートは、第2ターミナルを使って、7日から国内線の運航を再開すると発表。

関西エアポート・山谷佳之社長は、「B滑走路、およびターミナル2に関しては、大きな損傷を受けていない。したがって、ターミナル2、B滑走路において、空港機能の提供は可能であると考える」と述べた。

引用;FNN

〇追記:9月8日10:20 関空に駐車場に5000台取り残されている

8日以降、日中(午前10時~午後4時)に限り、車を搬出させるための連絡橋の通行を認め、駐車料金は全て無料にする。
連絡橋はタンカーの衝突で損傷し、一般車両は通行できないが、関係車両の通行が減る日中に限り、認めることにした。

引用;読売新聞

〇追記:9月9日23:20 国際便再開

「国際線」再開の最初の便は全日空の上海行きで、8日午後0時20分ごろに出発しました。


出典;ANN

さらに、冠水したA滑走路の運用を1週間後に再開する予定しているようです。

当初の心配より、早く再開ではないでしょうか?

〇追記9月9日23:30 損害賠償の行方

観光や物流など関西経済の打撃は必至で、関西のインバウンド消費だけをみても、経済損失は500億~600億円にのぼるようです。

「問題はタンカーが衝突した連絡橋。報道映像を見た範囲ですが、橋桁は造り直す必要があるはずで、そうなると完全復旧までに1~2か月は必要です。基礎の部分まで損傷している場合にはもっと時間がかかりますし、概算ですが費用も100億円を超えると思います」

引用;週間ポスト

では、これをどこが払うのか?

「船舶一般において、船長にはアンカー(錨)をおろして船が流されないように守錨をする義務があります。その義務を怠った場合の事故などは船長の過失であり、その賠償は船主(海運会社)が支払うことが民法の特別規定によって定められています。船舶はPI保険(船主責任保険)に入っているのでそこから補償に充てられますが、上限は通常、数十億円に設定されています」

引用;週間ポスト

錨を降ろしているのが前提ですが、関空から停泊場所の指示が出ていれば、船舶側の責任も減額される可能性があり、自然災害という不可抗力によるものと認められれば、賠償責任そのものが免除される場合もあるようです。

〇追記9月11日23:30 「宝運丸」は船長の判断ミスか?

海上保安庁は関空島から5.5キロ以上離れた場所への避難を呼びかけていましたが、宝運丸は船長の判断で連絡橋の南、約2キロの場所に停泊していたということです。

海上保安庁はタンカーの乗組員ら関係者から事情聴取を行い「業務上過失往来危険容疑」での立件も視野に、船長の判断が適切だったかどうか調べています。

引用;ABCニュース

〇追記9月14日19:40 船長は停泊場所は正当と主張

13日、船長は、報道機関に「予見できない異常気象により事故が発生した」とする書面を公表していて、停泊場所は正当だったと主張している。

引用;NNN

〇追記9月9日23:50 高速船3隻ピストン輸送が関空を救う

台風の打撃をうけた翌日5時30分から関空に取り残された予測される約3000人の救出劇が高速船で開始されました。

当初の情報では、連絡橋が通行できるメドはなく、臨時バスでの救出ができるかどうかも不明。

神戸空港から高速船「神戸-関空ベイ・シャトル」の3隻が次々に関空に向けて出港しました。「そら」「うみ」「かぜ」の3隻です。

「そら」と「うみ」の定員は110人、「かぜ」は115人。1便で約100人を輸送する計算で、計36便で最大3600人の輸送を計画しました。関空-神戸空港間は24キロ、約30分。スムーズにピストン輸送できるように3隻を「1団」とし、1隻が出航後、15分間隔で出発するようにしました。乗船する人の待ち時間をできるだけ少なくするためです。

引用;日刊スポーツ

実は関空に取り残されていた人数は約7800人。

そのうち、この高速船で3066人救出したようです。

大活躍でした。

〇追記9月11日23:30 JRと南海電鉄が9月中にも復旧

石井啓一国土交通相は11日の会見で、連絡橋を通るJRと南海電鉄が月内にも復旧する見通しを示した。10月上旬の復旧を見込んでいたが、作業がスムーズに進み、約1週間前倒しになった。

引用;朝日新聞デジタル

〇追記:9月13日22:50第一ターミナル14日一部、鉄道21日再開予定

台風21号による浸水の影響で閉鎖されていた第1ターミナルについて、まず、14日から南側エリアの運用を再開し、21日には北側エリアも復旧し、第1ターミナル全体の再開を目指す見通し。

現在の関空施設全般の復旧の見通しは

14日には、第1ターミナルを使用する国際・国内線の旅客便が通常の3割程度の運航を再開し、20日までに半数程度に回復する見通し。飲食店や売店などは、5割弱が14日から営業を再開する。

引用;時事通信

 

〇9月15日 23:10 18日の始発から、JR・南海ともに通常ダイヤで再開予定

新関空会社などによると、道路桁が撤去され、鉄道の桁に大きな問題がないことが確認されたため、復旧が早まるという。

出典;NNN

〇9月21日 19:50 17日ぶりに全面復旧

一部エリアで閉鎖が続いていた関西空港のメインの第1ターミナルが、21日から全面復旧し、ほぼ通常どおりの運航ダイヤに戻った。

関西空港の第1ターミナルは、台風21号による停電や浸水により、国際線ターミナルの北半分が閉鎖されていたが、21日、17日ぶりに運用が再開され全面復旧した。


出典;NNN

〇追記9月28日 21:00 最接近の7時間前に空港を閉鎖すると発表

 関西空港では台風24号の接近に備えて、浸水被害を防ぐため土のうを積み上げるなどの対策を進めています。ただ、土のうを積むクレーンが強風で使えなくなるため、空港に台風が最接近する7時間前に空港を閉鎖して、全便欠航にするということです。

引用;JNN

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ネットの反応

台風21号の被害が各地で起っています。

どの地域も2次災害を避け、1日も早く、平穏な日常が取りもどせることを祈るばかりです。

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